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フィリピンの『びっくり』をお届け!

【アンヘレス】ゲイにスマホ盗まれた!!でも走って追いかけて取り返した!!話【ANGELES】

長らく放置してすいませんでした。。。
自分の在り方、このブログの在り方について錯綜中でした。
近況報告はしようしようとは思っていましたが、
重い腰(もとい指)をあげれないまま時間が過ぎて居ました。

しかし!今回ばかりは、こんな弱小ブログでも、少しでも多くの人に注意勧告が出来ればいいと思い、執筆に至ります。

もちろん全て実話です。嘘みたいだけど。

 Angeles City, Walking Street.

深夜12時頃、僕は1人で遊んでいました。

High Society(クラブ)でシーシャ(水タバコ)をふかしたり、
見知らぬフィリピン人にお酒をおごってもらうという稀有な体験をしたりと
充実したアンヘレスナイトを送っていました。

本音は朝まで遊んでいたかったのですが、次の日に予定が入っていたため、
午前1時にはクラブを出て、チェックインしたホテルに戻る事にしました。
語学学校に居た頃は、金欠でホテルなんて泊まったことなかったので、
Walking Street周辺のホテルの位置関係には疎く、

たった1人、見知らぬ街で迷子になってしまいました。

行ったことのある方は想像できると思いますが、
メインの通りを抜けると深夜は真っ暗。
約1時間くらい記憶と勘を頼りに彷徨っていましたが
全く記憶に残ってる通りには行き着けず
意を決して通りすがりの人に訪ねてみることにしました。

通りすがりのお姉さん(逃げられる)、
道端でギャンブルするお兄さん達(知らないと一蹴される)、
半裸でふらつくおじさん(英語通じない)。
本格的にヤバイなと感じていた矢先、
問題のゲイが通りかかりました。

ゲイは身長180センチ超、声も男の裏声。

ホルモンでちょっと胸が出た、くねくね動く大男でした。

道を尋ねると、どうやらそのホテルの近辺に住んでいるらしく
帰る途中だそうなので、連れて行ってくれると言っていました。
心身共に疲れきっていた僕は、そのゲイがちょっとデカくてゴツい天使に見えました。

話を聞くと、夜の店帰りだそうで、英語も上手(客が客だし)でした。
少し歩いていると、フィリピンの低所得者層特有の
密集された住宅地の中に入って行きました。

もちろん街頭に該当するものはなく、道というか獣道みたいな路地を抜け、
更に奥へ奥へと進んでいくと、ふっと突然大通りに出ました。
そこには何と確かに僕がチェックインしたホテルがありました。
感謝の意を拙い英語で示して、立ち去ろうとした瞬間、
グっと手を握られました。握力強い・・・。

ゲイはもじもじしながら僕の目を見つめていて、

どんなに鈍感な人でも分かるくらいに
『ヤりたい!』感がぐんぐん伝わってきました。
確かに会話も「なぜ日本人のアソコは小さいノォ?」とか、
「今日はサッパリ・・(お店的な意味で)」とか、
それを示唆しまくりな内容でした。

僕は明日の予定があるし、何よりそういう趣味は全くないので、
丁重に、丁重にお断りしていました。
あくまでも恩人。日本人の清き心を示しつつ場を収めようと努めていると、

グワシッッ!!!!と僕の大事なアレを掴まれました。

痛い!これは痛い!あくまでも180超の大男。
必死に両手で抑えていました。
その攻防約2分間。途中通りすがりのお姉さんに
「ヘルプ!ヘルプ!(涙目)」
で声をかけるも無視。そりゃ巻き込まれたくないですわ。


しかしその後、急にゲイが「オッケイグッナイ」とふいっと後ろを向き、
立ち去り始めました。あれ?あっさりだな・・・。
ようやく諦めたかと息を付き、帰路に帰り初めて二、三歩・・・

『スマホがない!!!』

そう思った瞬間に体は動いていました。走っていました。
ゲイが曲がった路地、来た道を記憶を頼りにがむしゃらに。
途中で学生らしき集団に『背の高いゲイどっちいった!?』と聞くと
『アッチイッタ!』『走ってた??』『ウン!』。

やっぱアイツか〜〜〜〜〜!!!!殺意剥きだして走りました。
でも辺りは真っ暗。自分以外の足音一つ聞こえず。
頭の中真っ白。でもホテルに帰って寝れる心境じゃない。
スマホこれで3台目。フィリピンに来て一年間で盗まれたの3台目。
ありえない。自分が許せない。
どうすることも出来ずに、協力的だった学生らしき集団の元へ行き
輪のど真ん中に息を切らしながら座りました。(午前2時30分)
愚痴りました。「背の高いゲイにスマホ盗られたファック」 
「レイプされそうになって盗られたファック」

「モシカシテ、CJ(ゲイの名前)ノコト?」

「最悪の気分だファック」・・・・・「え?」


1人の女の子がそのゲイを知っていました。

そりゃそうだ。身長180超えでゲイなんて、
近所にそうそう居るもんじゃない。

そんなやりとりをしていると、続々と人が集まってきました。
その中には、僕が「ヘルプ!ヘルプ!」
助けを求めていたあのお姉さんも居ました。

 

そのお姉さんは集まってきた人々に
「(タガログ語)*&^%@#$%^、*&^@<>?”{}、
 %$#$%^ヘルプ!ヘルプ!(含み笑い)*^%$#$%^&*!」


何を伝えているかは分からないが、「ヘルプ!ヘルプ!」の部分強調するのは
止めてくれ!マヌけさがより一層増すではないか!
しかし続々と人は集まり、その中の1人のトライシクルドライバーが、
おもむろに僕に手招きして歩き出しました。周りも行け行けとジェスチャー。
そのトライシクルドライバーはアンドゥと名乗りました。(以下アンドゥ)

僕がゲイに案内された道を逆走し、とある家に辿り着きました。
アンドゥが「ここで待っていろ!」とジェスチャーし家の中にあがっていき、
しばらくしてシャワー浴び終わりましたぁ〜と言わんばかりの

あのゲイが出てきました。

そのゲイは自分は知らないとしらばっくれるばかりで全然話が進まないので、
「警察呼ぶわ」と言ったら、ゲイの態度がコロっと変わったように感じました。
ゲイが「マジ?」とか「ホント?」とか言っているのをよそ目に、
僕は近くのコンドミニアムの警備員までスタスタ。
お金払うから携帯を貸してくれ、なんて交渉していたら、
ゲイが歩いてきて、僕のスマホを片手でプラプラ。
「返して欲しければ警察呼ぶな」的なことを言ってきました。

いや、もう、アホかと。

アンドゥも見たし、警備員も見た。目撃者二人。
警察呼んでゲイ逮捕。携帯帰ってくる。万事オーケー。

ゲイを無視して警備員と交渉を進めていると、
アンドゥがスマホを持ってきて返してくれました。ゲイは帰宅したっぽい。
この段階でスマホは無事に帰ってきました。(午前3時)

しかし!!!しかし!!!!許せない!!!許せるわけがない!!!
許してしまっては!!!!また被害者がでる!!!!!!

妙な正義感(殆ど復讐心)に駆られ、やはり警察に行くとアンドゥに伝えると、

アンドゥが交番までトライシクルで連れて行ってくれました。

アンドゥが警察に事情を説明。

警察がおもむろにフォトアルバムを取り出し、一枚の写真に指をさす。

あ!!!!コイツや!!!!
逮捕歴有るんかい!!!!

書類を書いた後、パトカーに乗り込み、アンドゥの道案内でゲイの家に行きました。
しかし途中でアンドゥとはぐれてしまい、仕方なく交番に戻りました。

アンドゥは一向に現れず、警察の方も
「あのゲイは有名だし、高身長で目立つからストリートで張って捕まえとくわ」
と言ってくれて、とりあえずそこで一旦〆て、無事にホテルまで帰りました。

ゲイは警察に任せるとして、アンドゥに御礼(ちょっと盛ったトライシクル代)
が出来なかったことが悔やまれます。

ゲイが捕まったら警察が僕に電話で知らせてくれるそうです。
その時はまたこのブログで報告します。

最後に警察にお願いして、もしアンドゥに会ったら僕の番号に
メッセージしてくれるよう伝えました。メッセージが来たらお礼しに行こうと思います。

以上でこの話は終わりです。

常識的に考えて、僕の行動は全て超危険です。
(1人夜遊び、通りすがりの人に声をかける、犯罪者を走って追いかける)

今回は丸く収まりましたが、次はそうはいかないかもしれません。
皆さんもどうかお気をつけて、アンヘレスもといフィリピンの夜を楽しんでください。

長い駄文でしたが、読んでくれた方ありがとうございました。
ブログ更新もぼちぼちしていきます。。。